診療参加型臨床実習のご理解とご協力のお願い

診療参加型臨床実習のご理解とご協力のお願い
診療参加型臨床実習のご理解とご協力のお願い

診療参加型臨床実習について

診療参加型臨床実習とは、臨床実習生(医学)が患者さんの診療にあたる診療チームの一員として、患者さんのこれまでの経過を伺い、基本的な身体診察を行った後に、原因となる病気を考え、更にはそれを確認するための検査を選び、最終的に治療方針を決めるという、医療の実際を学んでいくものです。この実習で得られたことが、国家試験後の医師臨床研修へと受け継がれ、質の高い医療が提供されることに繋がります。以上のことから、診療参加型臨床実習は我が国での「良き臨床医」を養成するために必要不可欠となっていますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

臨床実習生(医学)としての能力と資格

医学生が診療参加型臨床実習を行うに足る能力(知識、技能、態度)を有しているかについては、実習が開始される前に知識・実技試験を含む全国統一の共用試験にて判定されます。この試験に合格した医学生のみが、診療参加型臨床実習を行うことができます。

臨床実習で行われる医療行為

診療参加型臨床実習で行われる医療行為は指導医の指導または監督の下で、臨床実習生(医学)が実施することが認められている医療行為と、指導医が行い、臨床実習生(医学)は原則的にその介助または見学することに留められている医療行為とがあります。臨床実習生の資格を取得する前の医学生も、医療行為を見学することは認められています。レベル区分と学生の資格に従って、臨床実習生(医学)およびその資格を取得する前の医学生が実習を行うことに、ご協力をお願いいたします。

医療事故などへの補償

臨床実習生(医学)が行う医療行為は危険の少ないものに限定しております。しかし、患者さんの健康ないしプライバシーを損なうような事象が発生した場合には、医療施設責任者(院長) の責任で適切に対応いたします。

拒否できる権利

上記診療参加型臨床実習への協力は拒否できます。実習への協力を同意された後でも、その同意を解消することができます。同意を撤回する際には担当医にお申し出ください。いずれの場合においても、診療参加型臨床実習を拒否することによって、その後の診療などを含め一切、不利益を被ることはありません。

教育研修指定施設

  • 千葉大学医学部地域臨床実習実施施設
  • 杏林大学医学部クリニカルクラークシップ(診療参加型臨床実習)受入れ施設

臨床実習生(医学)とは

全国統一の共用試験に合格した4年生以上の医学生が臨床実習生(医学)として指導医の指導監督のもと、患者の皆様と接して実践力を身につける機会をいただいております。是非とも趣旨を理解の上、ご協力くださいますようお願いいたします。

※ご不明な点につきましては、当院にお尋ねください。

医療法人社団やまぶき訪問クリニック
理事長 三枝正彦